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2016/05/24

賃貸物件は緊急時に部屋に立ち入ることができる

歌手で俳優の福山雅治さんが住むマンションに正当な理由がないのに侵入したとして、ビル管理会社のコンシェルジュの女が逮捕されました。女は「福山さんと妻の吹石さんが外出したのを確認して侵入した」と供述しました。合鍵については福山さんの方からコンシェルジュの女に万一の事を考えて渡していたそうですが、実際、どんな場合が正当な理由として室内に立ち入ることが出来るのでしょうか。


賃貸物件については、その所有者や管理会社が合鍵を保管しています。これは万一の時に部屋に立ち入るためですが、その理由は貸主である所有者の不動産を保護するためです。


賃貸借契約書を見ると「緊急時の場合には部屋に立ち入ることができる」などと記載されているはずです。緊急時というのは、火災や上階からの浸水などを言いますが、それでも部屋に立ち入る場合には、プライバシーを考慮して極力借主に連絡を取り、立ち入るための許可を取ります。それでも時間的に緊急を要する場合のみ、自己判断で立ち入ります。
 
 
以前、レアケースでしたが仕事上で部屋に立ち入ったことがあります。この時は非常に迷いました。




 

 

 

入居者と連絡が取れない

 
部屋の借主は20代の女性でした。夜の8時ごろ、知人を名乗る30歳ぐらいの男性から、「昨日から女性と連絡が取れない。心配で様子を見たいから部屋に入れてくれ」と電話がありました。この申し出には断りましたが、あまりに男性が急を要するような言い方でしたので、部屋の前まで足を運び、電話をしてきた男性と会いました。
 
 
話の内容は電話と同じでした。さらに「もしかしたら彼女の身に何かあったのかもしれない。部屋の中に入れてくれ」と言ってきました。
 
 
すでに合鍵を準備して持って来ていましたが、この男性の言う事を信じて部屋に入れるべきか迷いました。部屋に入れたことで万一事件になれば自分の責任です。男性は何度か女性に携帯電話で連絡を試みましたが出る気配はありません。こちらから電話しても応答しませんし、インターホンを押しても返事はありません。
 
 
こちらもいよいよ不安になってきました。そして合鍵でドアを開ける事にしました。その代り、男性には5分だけ入室を許可しました。ドアの向こうがどのようになっているのか、少し緊張していました。
 
 
ドアを開けると、部屋の中は真っ暗でした。奥の方を見ると女性が寝ていました。男性が部屋に入り、奥に寝ていた女性に声を掛けました。女性は体調が悪かったようでした。女性の様子が確認できた男性は安心して帰って行きました。
 
 
今回のようなケースで部屋を開けるべきかについては賛否があると思います。部屋の入居者と連絡が取れないという理由だけで、管理会社の人が勝手に部屋を開錠して良いものかと。
 
 
全ては管理会社の判断に任せることになりますが、依頼主が家族や保証人であれば、部屋を開錠して安否を確認するのは自然だと思います。

 

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