そんな希望を叶えるような携帯アプリが開始されました。株式会社マーキュリーが不動産業界関係者向けアプリ「Realnet中古マンションサーチ」をGoogle PlayおよびApp Storeで配信を開始したそうです。
このアプリは、仲介不動産のセールスや中古マンションの値付け、現地調査の際などに、マンションの中古価格や新築時からの騰落、物件概要などが簡単に把握できるツールだそうです。
蓄積されたデータは過去20年間分で、約3万7,000件の新築分譲時のマンションデータと約3万件の中古流通時のマンションデータを、住戸単位でマッチングさせることにより、新築時からの価格の騰落が確認できるそうです。
アプリでは、最寄り駅や物件名、総戸数、坪単価など、詳細検索条件もあらかじめ指定しておくことが可能で、さらに地図上に表示されるアイコンは「値上がり」したマンション、「値下がり」したマンションで色分けされるので、物件ごとの騰落がひと目で分かるという優れモノです。
このアプリが不動産関係者向けと発表されていますが、実際に利用する場合の料金など、詳細な内容については不明ですが、一般消費者向けにも開放してほしいと思います。
ただ、マンションのデータ量がすごいので、使用料もそれなりでしょうか。
インターネットで調べても販売時の価格は出て来ない
中古マンションの価格は、不動産専門サイトなどを見れば分かりますが、新築分譲時の価格は完売すればホームペイジを閉鎖するのが一般的です。また、不動産業者が利用しているレインズで調べても新築販売時の価格は分からないことが多いのです。
これから購入しようとする中古マンションが、どの位値下がりしているのか知ることは少し気が引けますが、将来何が起こるか分かりませんから、知っておいた方が良いでしょう。
なぜ下がると決め付ける?
日本の不動産評価は、建物の経年劣化による評価減という考え方が定着しています。一番良く分かるのが、銀行で融資を受けるときに同じ様に言われます。法定耐用年数などから借入期間にも影響します。
但し、一部に例外もあります。それはビンテージマンションです。これは希少性のある高級マンションだけに与えられたものです。
このアプリをなぜ、一般向けにも開放すべきかと言いますと、このアプリが不動産業者まかせの説明に終わってしまう恐れがあるからです。消費者の目線で幅広く利用できるようになればいいですね。
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