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2018/06/28

ヤマダ電機住宅事業低迷は人選ミスと認識の欠如

先日、ネットニュースの現代ビジネス(講談社)が、~ヤマダ電機「業績低迷」の理由と新戦略の落とし穴~というタイトルで記事を出しました。その主な内容は、「同社は家電販売から住宅の総合サービスへの脱皮を図っているが事業転換は思うように進んでいない」というものでした。さらに「子会社だったヤマダ・エスバイエルホームを完全子会社したが、業績は伸びていない」としていました。


大手家電量販店がなぜ、住宅・不動産事業で上手くいっていないのか?こころあたりがあるので、知っている事の半分程度を説明したいと思います。



家電安売り「ヤマダ電機」とマッチングしないエスバイエル


そもそも、家電販売事業による売り上げの頭打ちから、エスバイエルを子会社化して、住宅・不動産・リフォーム事業に本格的に進出したのですが、このハウスメーカーは、安く建てられるというよりも、中クラス仕様ですから、安売りのヤマダ電機とは、マッチングしていなかったと思います。


また、不動産部もありましたが、元々ハウスメーカー(注文住宅)ですから、組織内では注文住宅部門の意見が強く、不動産部門はかやの外だったのです。当然、エスバイエルが仕入れた分譲用の土地というのは、難しいものが多いようでした。


事業部のトップは実務経験なし


やっぱり家電量販店ですから、事業部のトップも同じです。指揮・命令は注文住宅・不動産については実務経験のないシロウトだったのです。例えば、建売分譲を行う場合、敷地に接道する道路付けは、南向きが理想ですが、これが西向きであっても東向きであっても、大した問題ではありませんが、これが南向きでないと仕入もしないというものだったようです。こんな風に土地を選別していては、事業の拡大などとても無理でしょう。


特色のないヤマダ・エスバイエルホーム


例えば、大手ハウスメーカーですと、三井、住友、旭化成などがありますが、建築坪単価も80万円前後します。いわゆる高級仕様に入ります。


これに対して、タマホームなどは、安く建築するハウスメーカーとして有名でして、建築坪単価は50万円ぐらいです。


つまり、ヤマダ・エスバイエルホームは高級仕様でもなく、格安で建築できるわけでもないため、特色が無いと言われています。


家電量販店とマッチングするリフォーム事業


住宅・不動産事業行うには、非常に難しい家電量販店ですが、リフォーム事業だけは何とかマッチングします。例えば販売店舗内には、レンジやキッチン、ウォシュレットからトイレの便器などが展示されていますが、これらの商品は家電と結びついていますので、合わせて購入する人も多いのです。


結局、新戦略として参入した住宅・不動産事業でしたが、同業界の人から見たら、とても出来ないだろうと聞きましたし、現実的に難しい組織構成と実務経験・見識の無さが災いしたと思われます。


これを教訓として、異業種から住宅・不動産事業に参入する場合には、単に机上の勉強だけではなく、有能な実務経験者をトップに据えたり、その周辺の人選にも分かち合える人が必要だと思います。


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